
『1』試験条件
下図の様に、机の下側に4面の机下反射パネル、椅子の背面には背面反射パネル、更に床に人工芝を貼った床反射シートを施工した。室温13℃の事務所内で、人間が椅子に座った状態で朝7時よりエアコンをつけず150ワットの電気ヒーター1台設置で温度を測定した。

『2』結果


『3』考察
① 僅か150Wの足元暖房機であるが、机の下側は25~30℃にもなり、暑いくらいである。
② 電気使用料は、1日使っても以下の金額である。0.15KW×8時間/日×20円/KW=24円/日/人
③ 背中の裏側温度も17~18℃となり、輻射熱の反射もあり寒さは感じなかった

『1』試験条件
3階建ての3階にある10畳の勉強部屋で、エアコンを全く使わず以下の試験をほぼ毎夜3~5時間程度、冬季約1か月にわたり実施した。机の下側の、前面及と両側面及び机の下側の4面に、机に直接遮熱材を両面テープで貼った。
床は、机の下側から椅子の下側迄全体に同じ遮熱材を敷いた。又椅子の周囲は、椅子の周囲の長さプラス20センチメートル、高さは肩の天端までのアール型の樹脂ボードを作製し、その内側に遮熱材を両面テープで貼った衝立を設けた。
足元には、150ワットの遠赤外線ヒーターを1台設置した。遮熱材は、厚さが0.2ミリメートル、反射率が98パーセントのものを使用した。テスト時の室温は、10~12℃程度であった。
『2』結果
遠赤外線ヒーターはこまめに入り切りしたが、エアコンは全く使用せず勉強が出来た。使用者の声として、遠赤外線ヒーターでは照射されている面のみ温かくそれ以外は寒いのでそのままの状態では勉強を続けることは出来ない。しかし、このシステムは身体全体が温かく寒さを感じなかったし、眠くもならなかったとの事である。