システム概要

外装材の室内側に通気専用遮熱材を施工、その内側に通気層を設けた二重の外装構

造で両者は一定の空間を設けて設置されています。省エネ効果は大きく、一般的に

は60%、寒冷地でも50%を達成可能です。通気排出側には、形状記憶合金を使

用した24時間壁温コントロールシステムが設置されています。

 

重量の関係で、新築や耐震性の高い建物に使用します。

 屋根の音鳴り防止機能

 

 

一般的に、室内側に遮熱をすると屋根温度は

上昇します。ところが、本工法は通気専用

遮熱材が通気層に面しているので、通気層を

流れる空気により屋外の遮熱材の熱も排出

する事になり、屋根材の温度は10~15%も

低下、高温時に発生する音鳴りも防止します

 室内の高温炉等があっても使用可

 

 

室内に熱のある設備がある場合、遮熱材

遮熱塗装、断熱等如何なるものでも建物に

施工すると、室温は更に上昇し却って室内

環境を悪化させることになります。

 

ところが、本工法は室内の熱も同時に排出する

ので、どのような建物にも施工可能になります

  省エネ比較(精密工場の例:足利大学試算)

 
年間を通して室内を20℃に保温している宇都宮の精密機械工場の省エネルギーの 試算をしました。
  ① 既存::現状の工場の使用量
  ② 二重::二重構造の間に断熱材を入れたダブルパック
  ③ 裏遮熱::上記の代わりに遮熱材を入れた二重構造
  ④ 裏遮熱開放::本工法
 断熱材を入れた二重構造、断熱材は蓄熱材ですから夏場の効果は殆どない事が解り ます。しかし、蓄熱材ですから冬場の効果は大きな効果があり、年間を通して24 %になります。

 遮熱材を入れた二重構造、こちらも断熱材とほぼ同様で、30%の省エネ効果にな りました。

 本工法は、夏場は極端に省エネ効果が大きく、室内環境は大幅に改善されることが 解ります。一方、冬場の暖房効果も優れていて、年間を通して60%の省エネ効果 が生み出せます。

 高層ビルへの応用

更なる高見へ、ビル遮熱も可能と考えています。