遮熱鋼板ラップ工法の事業展開(大型建物編)

遮熱鋼板ラップ工法の事業展開(大型建物編)

超高温時代の遮熱の大転換

遮熱鋼板ラップ工法の事業展開(大型建物編)  

 ≪85℃ の屋根を、40℃ の空気で冷やす

遮熱と対流の断熱工法》


超高温時代はもう直ぐそこ!!

 昼間の気温が体温を超えたら
  日陰でも暑いが常識、熱中症で工場は停まる!!!


 夜の気温が室温を超えたら
    建物の熱移動は循環型から一方向型に、エアコンは一日中稼働!!


遮熱鋼板ラップ工法とは


【1】遮熱鋼板ラップ工法に取り組む背景

  遮熱工法の原点は、遮熱材を建物の壁や屋根全体に施工すれば、気温が38℃でも室内が28℃位になり、断熱材ゼロ、エアコンゼロでも涼しい室内環境が出来る事に有りました。これは、遮熱する事により、熱量の最も大きい輻射熱を阻止する事により室内に侵入する熱を最小限にするものでした。この結果、昼間室内に溜まった熱が天井付近に滞留、夜になると屋外に放出され、朝には元の状態に戻る事が出来ました。即ち、熱は建物を出入する循環型の熱移動を繰り返す事により実現していたのです。

 しかし、昨今の気温の上昇は凄まじく、我々を取り巻く熱環境は大きく変化しました。
 例えば、気温が体温を上回る。
       もう、日蔭は涼しくない。
     夜の気温が室温より高い。
       もう、一日中エアコン稼働

 今後は、一日中熱は屋外から室内に向かい侵入し続ける一方向型になります。
従って、建物に侵入する熱は増加するばかり、この熱を如何に少なくするかが重要なカギとなってきます。
 

本工法は、将来の超高温でも対応できる考え方の下に考案されました。
 
【2】遮熱鋼板ラップ工法とは

  鉄骨造、RC造、石造、木造等あらゆる建物の、金属、コンクリート、スレート、石、木材製の屋根や壁等


既存の外装材と、その屋外側に新設する新規金属外装材との間の全周に、

少なくても一層以上の遮熱層と、

少なくても一層以上の通気帯を設けた遮熱外装構造

 




 基本は、屋外側屋根材の内側に遮熱材を貼った遮熱鋼板(直貼り鋼板や凹凸素材のフラット貼り)を使用、これによって屋外からの輻射熱の大半をカットします。しかし、気温が上昇すると上下の屋根材の間の温度は上昇しますが、これを阻止する為この空間に外気を取り込み通気層としています。この空気は、温度の上昇と共に膨張し、流速を早めて屋外に排熱されます。
 

 一方、室内の天井付近に滞留している熱は気温より高いので、この熱も通気層より排出されることになります。

 

 《遮熱鋼板ラップ工法の基本原理》

  ①建物を通過する熱は、従来の昼夜循環型から屋外側から室内側に一方行型に変わる。

  ②輻射熱を阻止するのに最も効果的な遮熱材を使用する為、既存の外装材の屋外側に新規の金属外装材を設け二重構造とし、両者の間に少なくても1層の遮熱層を施工する。

  ③これ迄タブーとされている遮熱材と対流の関係を180℃転換、遮熱材と対流の組み合わせを積極的に採用し、外装部全周にしかも遮熱材の放射側に通気層を設ける。即ち、夏85℃の外装材を40℃の空気で冷却する。

【3】第一弾 スレート用遮熱鋼板ラップ工法

(イ)スレートカバー工法の問題点

 スレート屋根の改修方法として、金属カバー工法と言って既存スレートの屋外側に折板屋根材を載せる方法が施工されています。
  

 下図は、スレート屋根に金属カバー工法を施工した断面です。金属屋根は輻射熱を吸収しやすく夏場では80℃近くになります。その熱は、室内側に侵入し今度はスレートに二次輻射熱を放射し、金属カバー屋根材と既存スレート屋根との間には熱の溜まりとなります。この熱は、更に室内へ三次輻射熱として放射されますので、室内は暑い環境になります。又、凸部は伝導熱として室内に伝達、大半は室内側に輻射熱の形態をとって放射されます。
   

 一般に、金属カバー工法は日蔭効果を発揮し夏場の暑さ対策は解消できる様に思いますが、それは金属カバー工法と既存スレートの間がしっかり断熱されている場合、或いは通気工法が取られている場合です。
  

 従って、金属カバー工法は施工したが暑くて、その上から屋外遮熱をするという事もよくあるのはこの為です。

        ≪既存スレート屋根≫               ≪金属カバー工法≫

 

 

【金属カバー工法断面図】

(ロ)遮熱鋼板ラップ鋼板

 現在施工されている金属カバー工法の室内側に、遮熱材を直貼り或いは凸部のフラット貼り等にて施工したものを使用します。更に、遮熱材の室内側に通気するものです。勿論、スレートと金属カバーの間に遮熱材を挟み込む方法もありますが、この場合でも室内側は通気するのが原則です。
 

屋根にスキマを作ると鳥の巣やゴミの溜まりによるトラブルが発生するので、メッシュ等で対策を取る事が必要です。

 


《棟換気施工例》

 


  金属カバー工法  遮熱鋼板ラップ工法
重量(屋根の負荷) 重い(5~6kg/㎡) 重い(5~6kg/㎡)
地震に対するスレート強度 × ×
スレート自体の耐久性 × ×
省エネルギー効果
熱中症対策
冬場の暖かさ(保温性)
外観
価格 ×

遮熱鋼板ラップ工法施工店募集概要



【1】募集対象者(契約者)

   〇スレートや折板等に金属カバー工法が施工可能な企業
    但し、日本遮熱㈱以外の遮熱材を取り扱って無い企業

【2】募集企業数

   〇概ね、各県3~5社程度

【3】販売エリア

   〇特に定めない

【4】本契約に係る費用や条件等

  イ)加盟金、年会費:: ありません。
  ロ)ロイヤリティ   :: 工事施工時支払い
  ハ)遮熱材      :: 日本遮熱㈱の遮熱材使用 

【5】講習、営業機材等(希望者のみ、自由選択)

  イ)リモート講習会(有料)
    (約3時間×2回)
     〇1回目:熱に関する基礎知識
     〇2回目:ATIS&AYAS工法等遮熱鋼板ラップ工法に関するもの

  ロ)現地講習会(有料)
     〇必要に応じて実施

【6】遮熱材、接着剤等の販売

  イ)遮熱材:在庫不要 宅急便にて1ロールから納入
  ロ)接着剤:在庫不要 宅急便にて1缶から納入

【7】特許の使用

  イ)当該契約に関係する特許を使用可能

【8】契約期間

    3年間(自動延長制有、更新費用は無料です)


【9】本工法の進め方

   当面、スレート遮熱から販売、順次進めていく。

 

【10】契約施工店の受注経路


  CASE1
(直接受注)
CASE2
(加盟店からの受注)
CASE3
(日本遮熱(株)からの受注)
受注FLOW エンドユーザー

契約施工店
エンドユーザー

加盟店

契約施工店
エンドユーザー

日本遮熱(株)

契約施工店
工事の責任者 施工店 加盟店 日本遮熱(株)
契約、
入金
エンドユーザー
(日本遮熱(株)は関与せず)
加盟店
(日本遮(株)は関与せず)
日本遮熱(株)
遮熱材、接着剤 日本遮熱(株)
より購入
日本遮熱(株)
より購入
支給
遮熱材
貼り手間
自社負担 自社負担 貼り手間支払
ロイヤリティ 有り 有り 0
販売、
施工価格
自社で決定 加盟店と相談 日本遮熱(株)の
社内基準

2022年02月25日