光合成対応遮熱テント(生産性向上と省エネルギー対応)

農業用ハウスの生産性向上、ハウス栽培の省エネルギー
光合成対応遮熱テント(生産性向上と省エネルギー対応)
≪世界中どこでも、どんな植物でも、萎れず生産できる遮熱テント≫


 植物は、陽性植物、半陰性植物、陰性植物に分けられています。
陽性植物は、トマト、ナス、ピーマン等1日中(おおよそ6時間以上)直射日光が当たる所を好み、半陰性植物はレタスやホウレンソウ等で凡そ3時間くらいの直射日光が当たる所が好ましい様です。
 これらの植物は、年間を通して安定した環境を作り、生産性を向上させる為に、或いは露地栽培より収穫時期を早める為にビニールテントの中で栽培するのが増えています。

 テント内を安定化させるにはエアコンやボイラー等を使用し、温度コントロールしていますが、農業用のテントはビニール一枚の為断熱性が悪く電気やガス、灯油等燃料の使用量が非常に大きい現実があります。更に、昨今の燃料高騰は経営に大きな負担になっています。
 しかし、これらのテントは太陽光を必要とし、遮熱材で全体をカバーして日陰を作っては植物の生育が難しいと考えられてきました。
ところが現実には、植物によってはそれほどの日射量を必要としていないものがあるばかりか、逆に日射量が多すぎて萎れたりし、生産性が上がらない事も多い様です。
 そこで私達は、植物の必要な日射量を確保しつつ、残りの時間は日陰にする事が植物にとっても、省エネルギーに対しても効率的と考えました。
 又、植物が萎れるのは長時間日射を連続的に受ける為で、水分補給が蒸発量に間に合わない為と考えました。そこで、超日蔭と日向が交互に来るような方法が好ましいと考えています。

 本システムは、テントの長手方向に、遮熱材の使用、不使用部分を交互に設け、光合成と植物が休める超日陰を一定間隔で設け、植物が熱中症にかからない環境を作る事により生産性を向上させます。
 更に、ハウスに遮熱材を使用する事は、ハウス内の熱移動スピードを大幅に向上させ、室内温度の均一化による品質向上が期待できます。
又、遮熱材は、太陽からの熱量の最も大きい輻射熱の88%を反射します。従って、遮熱材を使用する事により、使用部分は太陽からの輻射熱の88%を反射してハウス内への熱の侵入を阻止、逆に冬は室内暖房の12%しか放射しませんので大幅な省エネが可能となります。
即ち、生産性の向上と省エネルギーとを同時に提供しようとするものです。

 例えば、円周方向に幅1m位、長さは円周長のシートとし、地上に面する部分にハトメを付け、既存のビニールハウスにしっかり固定します。又、このシートの間隔を空けて取り付けると、超日蔭と日向を交互に作る事が出来ます。
 遮熱材の効果は、面積比例なので確実に省エネ効果が発揮できます。
 重要なのは、その間隔で光合成が十分かと言う事ですが、この点に関しては植物の種類により異なります。
 逆に、この開口部の間隔を変える事により日照時間を調整出来るので、どんな植物にも対応できると言えます。
 又、遮熱材は太陽光の殆どをカットできるので、陰性植物にも対応可能で有ると考えています。
 注意点ですが、市販のピカピカの遮熱材は目を傷めますので絶対に使用しないで下さい。

 

     

 

        【夏のテント】                     【冬のテント】

     *輻射熱を入れない                *輻射熱を出さない

 

 

 

〇遮熱材:THB-WBE2(ベージュ)T=0.2mm、反射率88%
〇ハトメ:テント両端のみ 13φ 500mm間隔取付
〇形状::取り付け紐はありません。

【光合成対応遮熱テント】;日本遮熱㈱特許工法
 *平地仕様(ベージュ0.2mm)
   雪国仕様(グリーン0.3mm)が御座います。

 


呼寸法(m)
幅×長
実寸法(m)
幅×長
実面積
(㎡)
ハトメ数
(個)
NOTE
1×5 1×5 5 6  
1×7 1×7 7 6  
1×10 1×10 10 6  
2×5 1.95×5 9.75 12 長手中央部接続
2×7 1.95×7 13.65 12 長手中央部接続
2×10 1.95×10 19.50 12 長手中央部接続



2021年11月15日