配電盤の遮熱構造が変わる 直貼り工法+THB-FD遮熱材+通気

これ迄、屋外の配電盤の遮熱は外装材の外側に屋外用遮熱材を直貼り施工してきました。

 

しかし、屋外用遮熱材は紫外線の影響を受け、現状では問題ないにしても今後の耐久性に懸念があります。これは遮熱材に限らず、遮熱塗装やその他の材料でも同様の結果が起こると考えています。これは、現行の公的試験を受けても、屋外現場では試験結果が通用しないほど過酷な環境になりつつあるという事です。

 

もう一つは、幾ら良い遮熱材とは言え反射率100%ではない為、放射側の温度が上昇し配電盤内の温度に大きな影響を及ぼし始めていて、配電盤の内部の温度は上昇の一途をたどりつつあります。

 

この問題に対処する為、配電盤を二重構造とし、新規外装材の内側に遮熱材を施工、その内側を通気した構造にしています。これにより、箱内側の温度上昇は完全に解決でき、しかもガルバリウム鋼板を使用する事により30年を超える耐久性能が可能となります。

 

更に、配電盤の色が問題の所が多く、本システムでは自由自在でこれらの問題も完全にクリアーする事が出来ます。

 

尚、このシステムには一般の遮熱材は使用できませんので、専用の遮熱材THB-FDを使用しています。

 

2023年03月21日