配管用遮熱鋼板ラップ工法は、管内を流れる流体の温度を維持する事が目的で一般的に施工されている断熱工法に似ています。
しかし、大きな違いは外側外装材と配管との間に遮熱材が取付けられている事、更にその内側に通気層が設けられている事です。遮熱鋼板で屋外からの輻射熱の大半を阻止するので、内部に伝達される熱量は非常に少なく僅かな外気で排出する事が可能です。
通気層は、ひも状の素材をらせん形に巻き付けて施工する場合もありますが、下図の様なスペーサーを使用し、配管に沿って極力層流で流れる事がより効果的と思います。