工場の建物は、走行クレーンを設置する為や暑さ対策の為、屋根の高さが非常に高い傾向にあります。
遮熱は低い方が効果的であり、走行クレーン不要の工場では比較的低い位置にワイヤーを縦横に張り天井を作り、その上に遮熱材を載せて遮熱天井を施工しました。これがワイヤー工法の始まりですが、工場の設備の状況等に合わせ種々の高さに施工してきました。
その後、天井直貼り工法が開発された結果施工量は少なくなりましたが、屋根に天窓があり直貼りが出来ない場合は部分的にワイヤーを張り、下側から遮熱材を抑えることにも使います。
この工法を開発したのは日本遮熱㈱で、2012年頃から施工をしています。
ワイヤー工法は、天窓部等の部分施工には良い工法ですが、薄物遮熱材を使用すると接続部にスキマができ密封という点では不十分な所があります。
ただ、天井と接して使用する場合、両面テープ等で遮熱材を仮止めする業者もいる様ですが、両面テープは剥がす事が出来ないので特許侵害になります。